2008年4月28日月曜日

ドルフィンブルーフジ、もういちど宙へ

「ドルフィンブルー フジ、もういちど宙(そら)へ」をみた。


松ケンくん。そこまで気にしてませんでしたが某番組に出演しているのを見て案外良い子なのね♪なんて思ってしまったので、思わずDVDをレンタルしてしまいました。



沖縄美ら海水族館に赴任してきた新米の獣医の植村一也は希望に満ち溢れていましたが彼を待っていたのは飼育員としての作業や雑用の毎日。しかしそれらは全て館長の方針で植村は理想と現実の狭間で思い悩みます。そんなある日、ショーは苦手ながら3頭の子供を産み育てたビッグマザーとも呼ばれるフジの尾ビレの壊死が判明したのでした…


という話で面白かったです。この映画が公開される時、テレビ番組か何かで特集もしてたような…自分が毎月読んでいる雑誌にも美ら海水族館での松ケンくんのインタビューが載ってました。沖縄が舞台!となればどんな映画でも見たくなるんですが、なぜこの映画をすぐに見なかったかというと…水族館が苦手なんです(笑)昔は大丈夫だったんですが、いや、むしろ喜んで見に行ったような。。。でもいつからか水族館が怖い存在になってしました。


話としては普通というか…思ったよりも結構淡々と話が進んでいきました。実話をベースにした話のようなのでちょいとドキュメンタリーちっくですしね。そこに主人公の植村の悩みや成長、館長のちょっとした恋愛?が絡んだりフジを見つめる不思議な女の子の存在がありますが…ありきたりの映画になってしまうかもしれませんが、この映画でフジがもう一度泳げるようになった事、そしてそれを通して変わっていく人達が描ければ良いんだと思うんですけどねぇ。


この映画を面白いと思ってしまうのは、やっぱりフジのおかげですよね。フジ本人が出演していますがう~ん、この映画No.1じゃないですか?ってぐらい演技が上手いです!ビッグマザーと呼ばれるのを納得してしまうぐらいの優しい目です。あとは、フジを世話する飼育員のフジに対する熱い思いが良かったです。自分が世話したイルカが死んでしまったという辛い経験をしたので尾ビレはなくなってしまったけど生きているフジにこれ以上無理はしてほしくない。傷ついてまた病気になってしまったら…と思うと人工尾ビレには賛成出来ない。彼ももちろんもう一度自由に泳ぎまわってもらえたらという気持ちはあるんだろうけど。フジの幸せってなんだろう?と考えてしまいます。


最後はやっぱりフジが飛べるかどうか!っというシーンですが、なんだかフジの動きが本当に楽しそうで。よし!やってやるから見ててよ!って声が聞こえそう。そして合図でスタートしてぐんぐんスピードをあげて…ジャンプ!!今まで何度もイルカのジャンプを見たけど、初めて綺麗だなぁと思いましたよ。またオキちゃんショーが見に行きたくなりましたし、フジを含めたくさんのイルカ達が今日もお客さんを喜ばせてる様子を想像しちゃいました。


主演の松山ケンイチは「L」のイメージしかなかったんですが、若くて可愛らしいですね。そしてめっちゃ細い!つねに水につかっているのでピタッした服を着てるんですが、隣の池内くんと比べると…心配になりました。フジを思うあまり反発してしまう池内くん、人工尾ビレを作る田中哲司さんも良かったけれど個人的に気になったのは利重剛さん。なかなか…方言上手い!って演技じゃなくてそっちですか!となりそうですが、やっぱりイントネーションとか気になってしまうのよね。方言そんなにわからないのに(笑)利重さんは結構違和感なかったので感心しました。

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