2008年4月5日土曜日

映画

今日は映画を見に行きました。
「Sweet Rain 死神の精度」を見に行った。用事が終わってから見に行ったので間に合うか心配だったんですが何とか上映10分前に到着。チケットも無事購入できて5分前に入ったら…1回外に出ましたよ。。。だって…誰もいなかったんです!!あっ、入る所間違えたかな?と思って表のポスターを確認するため外に出たら、ちゃんとあってる…っという事は…えぇ!自分1人ですか?まさかね~きっとみんなウチナータイムで後から来るのねと思っていたら、予告編が始まっても1人。なんか…自分のために上映してもらってすいません!と思いつつ、席を選びたい放題だったので真ん中の1番いい席に移動しました。

人気ないのかなーと少し思いつつ、一応映画が始まるとやっと若いカップルがやって来ましたけどね。でも3人。。。最後まで3人。。。こんなの初めて(笑)
でもいい思い出になるなぁ、と思いつつも鑑賞・・・

で、この映画の内容は、
人が不慮の死を迎える7日前に現れる、ミュージックが大好きで、雨男な死神の千葉。彼は死亡予定者の観察期間を経た後「実行」か「見送り」かという生死の判断をくだすのが仕事でした…という話でとても面白かったです。っというか…自分の好きな要素が大集合!な映画でした。しかも大好きな小西真奈美がでてて、幸せでした!

最初に判断をするのは27歳のOL。どんなふうに彼女に近づくのかな?と思ったらナンパみたいな案外ベタな方法(てゆーかなんでナンパ?)でビックリなんですが、「ナンパ」の意味を知らない千葉がなんか可愛らしいです。普通なら警戒してしまう彼女も彼の不思議な魅力に惹かれます。そして今までいい事なかった人生にも、たまにはこんな事があるんだなと思う。それが素敵なんですが…自分はあのクレーマーがすぐに吹越さんだと気づいてしまったんです。声ですぐわかったんですよね。それに彼女を演じる小西真奈美がCDデビューしている事を知っていたので先が読めてしまって、もしかしてあのクレーマーに殺されちゃうの?というドキドキ感がまったくないのがもったいないですね。もし知らなかったら、まぁ!そういう事だったの!ともっと面白くなったんですが。なので最後の彼女に対する判断は予測出来ましたけど、まさかここから物語が動きだすとは気づかず…

次に判断するのは40歳のヤクザの男。殺された兄貴の復讐を考えています。ヤクザの死をたくさん見て来た千葉は今回も実行を選ぶのかと思いきや、彼に生きてほしいと思っている弟分がいて…ヤクザの抗争で復讐だったり、裏切りがあったりするので、ここはちょいとシリアスな感じになるのかな?と思ってましたけど、千葉は相変わらずのボケっぷりですし(これが可愛いんです♪)ヤクザも罠とわかっていながらも弟分を助けにきてくれて格好良いじゃない!と思ったらあんなオチですし(相手は一体どんな人なの!?)あれ?この人達みんなそうだったの?とちょっと笑えたりして楽しかったです。死神ってみんなお茶目なのかしら(んなわけあるか!)。このヤクザへの判断は…最初はなんで?って思いましたけど、これで良いのかもしれませんね。思った通りの事が出来ましたし、あの時死んでいたら彼が復讐に向かったんじゃないかと思ったんです。「復讐をしても死んだ人は喜ばない。喜ぶのは復讐した人の自己満足だ」…こんなニュアンスの台詞がありましたが、きっと彼もそういう状況になったんじゃないかな。それじゃもっと悲しい事になると思うので、辛くても彼が生きていくためにはこの判断で良かったんですね。きっと。

最後に判断するのは70歳の美容師。すぐに千葉が死神だと気づいた不思議な彼女は最後の願いとして7歳の子供を集めてほしいと言うのですが…ここまでいろんな伏線があったのでわかってましたけど彼女がなぜこんなふうに生きてきたのかを知った時…泣きそうになってしまいました。ほんと贅沢ですけど、1人映画館だったらめっちゃ泣けたのに!と思いました。だけどカップルがいますから、変な奴が1人で泣いてるよ!なんて思われないように我慢しましたけどね。あぁ~そうだったのかぁ。だから子供を…と思うと胸がいっぱいになってしまったんですね。。。彼女の生きてきた人生を考えてみると、これで良かったの?なんてわかりませんし、自分が彼女の人生を判断する事は出来ません。だけど彼女を見ていたら生きるって、辛くて悲しい事も、どうしようもない事もたくさんあるけど…素敵だなぁって思えました。だから人は一生懸命に生きるのかな・・・

で、この映画をみて本当によかった!おもしろい所もあったり、泣ける所もあったりと、自分的には大満足でした!!

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