2008年5月1日木曜日

アヒルと鴨のコインロッカー

「アヒルと鴨のコインロッカー」をみた。

伊坂幸太郎さん原作で大森さんが出演しているドラマ「チルドレン」が好きなので、いつか伊坂幸太郎さんの本も読んでみたいな~と思うけどなかなか出来ず。そしたらこの本が映画化されてまたまた気になっていたのですが読めず…せめて早く映画が見たい!と思いレンタルをゲット!してきました。


大学へ進学するため仙台に引っ越してきた椎名は、声をかけてきた隣人の河崎に本屋から広辞苑を盗み出す計画に半ば強制的に付き合わされます。河崎はそれを恋人を失って以来部屋にこもりがちな同じアパートに住むブータン人のドルジへのプレゼントするのだと言うのですが……


という話で面白かったです。本当に切なかったですねぇ。。。広辞苑を見るたび思い出しそうです。この映画は評判がよかったので、何も考えずに楽しみたい!と思い、ほとんど情報を入れずに見ました。

この映画途中でえ!そうなの?というのがわかって、そこからどんどん物語の真相がわかる…という話になっています。だから…感想書きにくいなぁ(笑)だってネタバレしてしまいそうなんですもん。
最初は椎名と河崎の微妙なやりとりが面白かったです。出会ったばっかりでぎこちない感じがね。椎名はどこにでもいるような普通の学生に見えますけど、河崎っていう男がとても不思議なんです。そんな河崎に振り回される椎名がおかしくて可愛くて。このオドオドしてる所がたまらないです。

わかってしまう所、自分は何となく気づいてました。もしかしたら…そうなんじゃないかな?って思ってたんです。普通の人からしたら不自然だったもので。だからやっぱりね!って思いましたけど、そこから、だからあの時!と全部が繋がっていって隠されていた物語が明らかになるんですが、それが何だか切なくて。。。あぁ…そうだったんだ。こんなふうに過ごしてたんだ。
最初はかってに切ない恋愛話なのかな?って思ってたんですが、確かに恋愛の要素もあったけど大切なのはそこじゃない気がします。恋愛というようりも人間愛って感じですね。言葉が通じなくても通じるものがあるって素敵だなって思ってたんです。

見てたら泣けてきました。だけどボブ・ディランを歌う椎名に出会う。これは運命だ!と思ったんでしょうね。そして椎名がすべてを知った時に、自分も神様、この話は見なかった事にしてほしいと願ってしまいました。

主演は濱田岳くんだと思っていたのですが、これは瑛太のほうですね。どこが良かったのか凄く言いたいんですが、言ったらすぐわかってしまうのでダメですね。もったいない。でも瑛太はやっぱり良いなって思いました。映画やドラマなどでよく見ますがテンションが高そうで最近の若者だね~と思っていたら某番組で不思議に大人しい人だったので自分のイメージとの違いにビックリしたんですよね。そして面白い!と思いました。この映画でもやっぱりその番組とのギャップがあって素敵でした。特に泣くシーンが好きです。自分も自然に涙がこぼれちゃいましたから。これからも注目したいです。

その他にも関めぐみさんも良かったですし、松田龍平…美味しい役だなぁ(笑)っていうかこういう役が本人もこうなんじゃないの?ってぐらいハマりますね。もっと詳しく言いたいけど、とにかく面白いから見て!と言うしかない映画だと思います。

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