2008年4月15日火曜日

またまた映画

「勝利者」をみた。いつものレンタルショップに行くと、先週のキャンペーンのせいで見たい!と思っていた映画がほぼレンタルされていてショック!じゃあ何を見ようかと思ったら、見ようか悩んでいた三橋達也さんが出演している映画を発見。うん、これは見て!って事かもと思いレンタルしてみました。

5年前、宮川興行会社社長の令嬢夏子との恋愛による動揺でチャンピオンを賭けた試合に敗れたボクサー、山城英吉は、クラブ「チャンピオン」の支配人に落着きながらも、かつての自分の夢を有望な新人によって果そうと必死になっていました。夏子との結婚もそっちのけで英吉はやがて無名だが期待のもてるボクサー夫馬俊太郎を発見したのですが…

という話で結構面白くてビックリしました…っていうか石原裕次郎さん主演だと思ってたら、これは三橋達也さんの方が主演じゃないですか~!英吉はチャンピオンになるという夢を捨てきれず、どうして諦めてしまったんだろうとずっと後悔しています。そこで俊太郎と出会いますが相手にされず。このまま諦めようとしたけれど俊太郎の方からチャンピオンになって自分をボコボコにした相手を倒したいと言われ、その気持ちを利用し、チャンピオンになってもらおうと夏子にお金を出してもらって彼を引き抜きます…まぁこれは納得です。ところが!彼の店でダンサーをしていた白木マリの話を聞き、酔った勢い?夜の大胆な気持ち?や夢を追いかける自分とマリが重なり、マリを援助すると言います。

これって不思議な関係だなと思いました。まぁこれでマリが英吉に何かするとなれば危ない関係ですが、特に何をするわけでもなく一生懸命バレエの勉強をして一人前を目指す。それを英吉が見返りなしに援助して毎週土曜日どんな勉強をしたかを聞く。周りから見ると不思議な関係。っというか…いいなぁ(笑)お金を援助してもらって、自分のやりたい事を一生懸命勉強出来て週末には素敵な人とある意味デート状態。こんな事ってあるの?と思います。羨ましいなぁ。。。でもこんな状態がいつまでも続くわけもなく、俊太郎のイジワルでマリと夏子がバッタリ会ってしまう事に!夏子が誰でも援助していいなら自分でもいいでしょう?と言うと、マリは先生(英吉)じゃないとダメなんです!って言うし英吉がモテモテです。面白いけど、女性のケンカは怖いねぇ~なんて思っていたらマリの事を好きになってしまった俊太郎が内緒で勝手に試合をくんでお金をもらいマリにプレゼントを送るのでした。俊太郎に裏切られた!と思った英吉は話をつけにいきます。そこで俊太郎やマリに恋愛は禁止!と言います。

自分の経験から恋をする事で周りが見えなくなって全部ダメになると思ったんでしょうねえ。将来ある2人ですし。でも、それって人それぞれだと思うんですよね。恋愛でダメになる人もいれば、それが力になる人もいる。やってみなきゃわからないと思うんですが、じゃあ一人前になったら好きな人の名前を言ってもいいのね!自由を取り戻すぞ!と2人は素直に受け入れて(笑)なぜか、よし!3人の勝負だ!となり(青春映画みたいだね)一生懸命練習します。ここからが面白いんですが、毎週会うはずだったマリに英吉は会いに行きません。その理由は…夏子いわく英吉がマリを想っているから…ってここから何だか恋愛話になってテンション上がってしまいます。マリが好きだけど、どんどん上手くそして綺麗になっていくマリに会うのが怖いだなんて…可愛い♪♪なんて思ってたらマリが主役に抜てきされ舞台も大成功!これは英吉とマリの関係はどうなってしまうの?と思っていたら、なんとマリも先生の事が好きと知って納得。
尊敬が恋に変わるなんて不思議じゃないですしね。それで英吉もマリを…となれば、こりゃ早くどうにかなりませんか?とドキドキしていたら、マリがいつまでたっても気持ちを伝えないからヤキモキします。早く言っちゃえよ!と思うんですが、その場に俊太郎と夏子が登場!夏子は英吉の気持ちを確信し指輪を置いて去っていくし、俊太郎は1人で勝つから!と去っていくし、マリは英吉にヒドイ事を言われて先生が好きなのに~と去っていくし…1人になってアタフタする英吉が可愛い♪♪(そればっかり・笑)誰を追いかけるのかな?と思ったらなんと!俊太郎を選ぶのでした。えぇ!やっぱり自分の夢が1番大切なの?と思ってしまいます。でも自分で勝ってチャンピオンになると聞かない俊太郎。なのでやりたいようにやらせる事にして別れる2人。そんな事言っても応援するんだろうなぁって思ってたら、練習の時に録画していたビデオを相手に渡しました!それで相手がめっちゃ俊太郎のクセを研究してるんですけど。わかっててやってたら性格悪い(笑)って思いました。だけど!試合当日はボコボコにされそうな俊太郎を見てしっかりセコンドにアドバイス。おかげで勝つ事が出来ました。
別れてしまったけれどこれでチャンピオンを育てる!って夢は叶ったんじゃないんでしょうか。チャンピオンになった俊太郎を見て満足して去って行く英吉。その後をマリが追いますが…自分の気持ちを押し殺してマリとも別れようとします。えぇ!お互いを想ってるんだし一人前になったんだからいいんじゃない?と思ってしまいますが、英吉いわく2人は別の世界にいるんですって。綺麗に出会ったんだから綺麗に別れようですって。マリは先生が好きと言ってるのにですよ!俊太郎の所に行きなさいと言うんです。これって俊太郎のためですかね?とにかくマリとの別れは切なかったです。最後は育てた2人が一緒になって英吉が1人だなんて寂しいね~と思っていたら夏子の姿が!!夏子…めっちゃ偉いよ!きっと誰よりも英吉の事を理解しているんだろうなと思うと感動しました。

こんなに想ってくれる人は滅多にいないと思うから大切にしてほしいです。これだけ書くとまるで恋愛映画のようですが、一応ボクシングシーンもあります。でもメインじゃない気がしますね。それよりもマリが出演する舞台がとても印象的でした。バレエを習っているので、てっきり普通のバレエかと思っていたら途中からミュージカルのようになるんです。最初は戸惑いますけど、これが面白いです。台詞はないんですがダンスや表情で楽しさや驚きが伝わってきます。こんな舞台、本当にあったんでしょうか?あったら楽しそうです!主演の三橋達也さんはとっても格好良いですね!自分の個人的ツボな格好、スーツ姿で上着脱いでシャツをめくった腕に時計!も見れて嬉しかったです。それに綺麗な若い女性に援助するなんて…それが嫌味っぽくないのが凄いですよ。自分の気持ちを抑えてるのもよかったので、もう早く好きって言えばいいじゃない!とやきもきするのも楽しいし、大人な別れ(でも別れても夏子がいる所が色男っぽくて素敵)も好き。夢を追い掛ける姿よりもやっぱ恋愛している姿がこの映画では素敵でしたねぇ。はっ!でも俊太郎の試合を見ているあの顔!あまりに格好良かったのでウットリしました(笑)目はとても真剣、だけど嬉しいと口元がゆるんだりするのがねぇ。。。キュン♪としますよ。なので試合より、こっちが楽しかったり…あ~も~自分は何を見てるんだ!あとタバコを吸う姿も良かったですね。石原裕次郎さんは初めてちゃんと見ましたが、自分の中のイメージよりも細くて背が高くて格好良かったです。人気があったのでしょうが、三橋さんのようにいいわ~♪なんて思わないんですよね。不思議。役の性格も自分勝手だしみんなをかき回してるのがちょっとねぇ。でもそれが若さなのかもしれないけど。北原三枝さんは「愛のお荷物」で三橋さんと恋人だったので、2人の雰囲気が好きだなって思ったんですけど、実際には石原裕次郎さんと結婚したんですよね。あと、バレエ…もとから習っていたのでしょうか?ダンスシーンが素敵でした。

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