2008年5月11日日曜日

子宮の記憶 ここにあなたがいる

「子宮の記憶 ここにあなたがいる」をみた。
去年沖縄で「フラガール」が上映された後、この映画で松雪泰子さんが気になってましたし、共演はお気に入りの若手俳優の柄本祐なのでずっと見たかった映画をやっとレンタルして早速見ました。
母親と上手くいかず本当の家族と思えない青年が生まれたときに誘拐され40日間だけ一緒に過ごした女性に会いに沖縄に行く…
という映画でとても面白かったです。青年は一見普通のどこにでもいそうな男の子で周りとも上手くやってる感じがしますが、ホントは心を開いていません。自分を守るためなのか、どういうふうにしたらよいのかわからないのか本当の自分を見せようとしません。ところがその女性にだけは素直になれるんですね。会った女性は本当は情熱的な人なのにクールな態度であまり人をよせつけません。甘えたくても抑えるし、そう思ってる所を見せない。だけど青年には少しずつ心を開いて彼を信じていきます。
彼女のこの出会いだけで何があっても生きていけるという言葉にすっごく感動しました。やっぱりどんなに辛い事があっても逃げたくなってもたった一度のほんの短い時間の思い出が自分の一生を支える。生きていく力になる。そういう出会いや縁って不思議で素晴らしいなって思います。他の人からみればあまりに小さくてそんな思い出にすがって生きるなんて嫌っておもう人もいるかもしれませんが、自分はそういう生き方好き。。最後もいいなぁ。こんな終わり方。切なくて少し希望が見えて。。。沖縄という場所がそう思わせてるのかも。沖縄ってやっぱり素敵。あの海だけで癒されるし。夏の暑い日、夜に吹く涼しい風…理由なんてないぐらい好きです。
主演の松雪さんは妙に色っぽいです。ゆるゆるの薄い服のせいもあると思いますが疲れや顔にかかる髪の毛が人妻の色気をかもしだしています。だからいくら親子ほど離れていてもこんな女性が近くにいたら好きになるでしょ!!って思ってしまうんですが、だんだんそう見えなくなるのが凄いと思いました。
柄本はやっぱりいい♪何を考えてるのかつかめない現代の若者っぽいクールさも見せれるし、優しくていい子にも見せられる。ちゃんと演じわけれるもんね。

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