2008年5月13日火曜日

クローズド・ノート」

「クローズド・ノート」を見ました。


映画よりもエリカ様発言が話題になっていましたが行定監督の映画でしたし、内容がけっこう気になっていたからレンタルしてみました。



1人暮らしをはじめた女子大生の香恵は、前の住人が忘れていったと思われる日記帳を部屋の戸棚で見つけます。読んでみるとそれは小学校の教師の伊吹が書いたものでした…という話でなかなか面白かった。

教師を目指している香恵は伊吹のノートを見つけてリュウに恋をしている自分を重ねてまるで伊吹に勇気をもらっているような気持ちになります。伊吹は担当しているクラスの問題で悩んでいて“心の力”やいつかきっと思いは伝わると信じて登校拒否をしている女の子の家に通う。そうすると最初は心を閉ざしていた女の子もだんだん伊吹を信頼するようになって…という感動の物語なんですけど、あんまり綺麗すぎていろいろ考えてしまったんですね。小4ってこんなに素直なんだろうか?1人のためにクラス全員が協力するなんて凄くない?


最後はえぇ~リュウとタカシは同一人物だったなんて!好きなのにショック!となるわかりやすい展開ですが、じゃあこの日記を書いていた伊吹は?ってなりますよね。っというか日記が部屋に残っている時点でほとんどの人が伊吹はこの部屋に戻ってこれなかった…って気づきますよね?なのでまったく驚きがないんです(笑)なぜこんなわかりやすい設定にしたのでしょう?
最後までやっぱりね…で終わってしまってもったいないです。しかもこの映画は140分もあるのに最初っからネタバレ状態っていうのがねぇ。。。わざとそう見せて、ここからどう香恵が気づいていくかを見せたかった!という事にしても何だか乗りきれませんでした。



主演の沢尻エリカはちょこちょこっと…これはエリカ様の性格が出ているのでは?と思えるようなしぐさ&台詞があると、ドキッとしてしまいますが(何か事件が起きそうで・笑)そんな事はなく、あくまで爽やかに可愛らしい学生を演じていました。問題をいろいろ起こしているそうですが、やっぱり演技は上手いと思う。
竹内結子…この映画に疑問を感じながらも見ていられたのは竹内結子のおかげかもしれないって思うぐらい良かったです。まぁ!このルックス&この歳でこんな純粋な女性が?と思いますけど自然と受け入れる事が出来ます。泣いたり笑ったり悩んだり…どれも魅力的に見えますし守ってあげたくなりそうです。この先の運命があるから?儚げで美しい。こんな先生がいたらいいのにねぇと思いました。
気になったのは田中哲司さん。最近映画を見るたび会っているような気持ちになるのですが、大量の映画に出演しているんですね。何だか気になる存在です。

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