2008年5月25日日曜日

愛のお荷物

「愛のお荷物」をみた。

近くのレンタルショップに置いてある川島雄三監督の作品です。これが、とっっっても面白かったです♪こんな明るい映画大好きだなぁ。

「愛のお荷物」とは赤ちゃんの事なんですが厚生大臣、新木錠三郎の家族がぞくぞくと妊娠し、どうしようか?と悩み成長する姿が良かったです。

人口問題の深刻化について考える新木錠三郎ですが、なんと48歳になる妻の蘭子が妊娠。なぜこんな時に!これが世間にバレたら大変だ!と大慌て。蘭子も今さら子供なんて育てられるのかしら…と心配になります。考えてみたけれど政治のため、いや日本のために子供を諦めてくれと言う錠三郎の言葉に見てる自分はなんて勝手な!とちょっと錠三郎が嫌いになりましたが蘭子の妊娠は間違いだったのでした。一安心です。でもちょいと複雑な気分になりますよ。

錠太郎の姉は結婚して6年。早く子供がほしいのに、周りにばっかり子供が出来てしまう。こうなったら誰かの赤ちゃんを自分の子として育てよう!と思うのですが…両親やお祖父さん、次々と妊娠が発覚する家族の前でもいつでも明るいのですが、自分は見てて少し切なくなりました。本当は1番子供がほしいのはずなのにねぇ…と。だから最後に妊娠が発覚して嬉しかったです。良かったね!と拍手したくなりました。


今の時代できちゃった結婚が普通のようになっていて、昔の考えの真面目な自分(笑)はやっぱり結婚する前に子供かぁ…と少し複雑な気持ちになってしまってましたが、錠太郎の言葉でハッとしました。結婚する前だとか後だとかよりも、子供が元気に生まれて、生きて行くこの世の中が平和かどうかが重要…ですか。確かに生まれてくる子供に罪はないです。どうしよう?…と悩むよりも無事に元気に生まれますようにと願い、この子のために平和で未来ある世の中になってほしいと考えるようにしたいなと思いました。その方が幸せですしね♪



主演の山村聡さんはダンディで渋くて素敵なので、こんな国会議員がいて演説で握手なんかされちゃったらクラクラしちゃって思わず1票入れちゃいそうだわと思いました。国会では堂々としてるのに家に帰れば妊娠問題でう~んと考えこんでしまうから可笑しい。
三橋達也さんはもう惚れました♪♪前作が徹底的なダメ男だったけど、親のすねをかじっている明るいお坊ちゃんも良いなぁ。この明るさが楽しくて楽しくて。
…っと女優陣はどうだったかというと、みなさん素敵でしたよ~ちょいと小悪魔みたいで可愛い北原三枝さん、まさしくお母さん!という感じの轟夕起子さん、兄に似て?お調子者の高友子さん、明るさがちょっぴり切ない東美恵子さんなど綺麗どころが満載!山田五十鈴さんも貫禄があって印象深いです…けどやっぱり自分のメインは山村聡さんと三橋達也さんなのでした(笑)あぁ~なんて素敵な親子なの!って見てるだけで幸せでした♪

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