2008年6月4日水曜日

第三の悪名

「第三の悪名」をみた。

悪名シリーズ第5作。田中徳三監督の作品ですよ♪今作では清次の後ろ姿から始まります。お正月でめでたいし最初から二人一緒だったのでこれは楽しみ♪と思ったんですが、やっぱり二人は離れてしまいました。ちょっと寂しいよ。いいコンビなのに~あと、お気に入りのお銀さんは登場せず。


朝吉はある女親分お妻と出会います。その親分は朝吉が部隊で一緒だった粟津の義理の母親。実はお妻と粟津はお互いの事を想っているのにお妻が一緒になる事は出来ないと拒否してるんですね。

粟津にはかたぎでいてほしいし簡単に気持ちの整理は出来ないですよね。そのやりきれない思いが朝吉に向かっています。愛してはいなけど彼のために朝吉と一緒にいる。朝吉もそれをわかって一緒にいる。もう、なんなのこの切ない不思議な関係は!と想っちゃいますよね。。。朝吉はどこまでいい人なんだ。粟津のためにまっとうな道に進むよう説得したり、ヤクザに捕まったら助けようとしたり。家に戻れば何も言わずに去っていく。男前すぎ!
そして気になるのはお照は朝吉に惚れているのでしょうか?だって…朝吉がお妻と朝帰りしたとき凄い形相で追い出しちゃいましたよ。これはどう考えても嫉妬にしか見えませんが。。。確かに貞が亡くなって10年たって落ち着いたかもしれんし、その間ずっと一緒にいたら男前で頼りがいのある朝吉に惚れる気持ちもわからないわけじゃないけど…複雑です。清次が襲われた時は死ぬのは貞だけで十分。復讐なんて考えないで!って泣きながら止めてたので貞への愛を感じたんだけれども。あぁ~もうどうなの?めっちゃ気になるじゃないですか!


印象に残るのはやっぱり長門裕之さんですね。めっちゃ若くて細くてなかなか男前。朝ドラでずっと長門さんを拝見してましたが、昔はこんな感じだったのか…と驚きました。ちょっとサザンの桑田さんに似てませんか!?
着物姿は勝新太郎さんに負けちゃってう~ん…って感じだけどスーツはめっちゃかっこいい♪哀愁がありますね。すっごく真面目な朝吉、軽くて面白い清次とはまた違った男の魅力。クールで渋いですだけどケンカは弱そうですしヤクザには向いてない。それでもなんとかいっぱしのヤクザになろうと彫り物をしたりする。すべては愛する人のためかぁ。素敵だけどまだ考えが子供だなとも思いますね。だから一途なのかもしれないしね。お決まりの大暴れのシーンもスカッとして楽しい☆みんなボコボコになっちゃってカポネなんてコントかよ!とツッコミたいぐらい服がビリビリに。わっかりやすいなぁ。いつか自分もどさくさにまぎれて暴れてスッキリしてみたいです。

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