2008年7月3日木曜日

悪魔の手毬唄

「悪魔の手毬唄」をみた。

市川崑監督の金田一耕助シリーズ第二弾です。
今回は鬼首村で起こる事件を解決していきます。この鬼首村の風景がとても寂しく暗い雰囲気。時代の古さもあるけど、一度もいい天気!というシーンはなかったと思う。晴れていても夕方で山がオレンジ色に染まって見てると切なくなるんだよね。。。。
今回も怖かった~最初の頭割られて顔が焼けただれてる死体にもびっくりだけど、葡萄酒の中の死体…思わずうわっ!と声を上げてしまいましたよ。あれって人形なのかな?気になる…前作もそうだったけど、親が子供を思う気持ちが起こしてしまった事件。特に今回は自分もどうしようもないのかも…と思ってしまった。

主演の石坂浩二さんはやっぱりいい感じ。金田一を見てたらピリピリした雰囲気が和む。
ネタバレですが自分は岸恵子さんが犯人という事を知ってしまっていたんだね。知りたくなかったけど、書いてあったんだもの!だから誰が犯人なのか?というドキドキよりも、どうして殺人を犯してしまったのか?という事を考えながら見てました。だから実の娘を殺してしまうシーンは悲しかったなぁ。。。
そんな殺人犯を演じた岸恵子さん。あまり映画で見た事がないけど綺麗な女優さんですね。
若山富三郎さんはダンディですな。恋は盲目なため真実が見えなかったけど、この人がいたから最後少し救われた気がします。
自分が気になったのは草笛光子さんの貫禄あるヒステリックな演技と、白石加代子さんの不気味な怖さ、大滝秀治さんが前作に続いて出演してた事ですね。もしや全作品に出演してるの?!

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