2008年7月5日土曜日

虹の女神 Rainbow Song

「虹の女神 Rainbow Song」をみた。


岩井俊二監督初プロデュース作品という事で気になってました。市原くんと蒼井優ちゃんも出演してたし、何より大森さん目当てで見た「花とアリス」が凄くよかったので!可愛かったよなぁあの映画。。。

ある女性の死をきっかけに、その子との出会いや一緒に過ごした時間を思い出しその存在の大切さにやっと気づく…
という話なんですが、とってもよかったです。最初は友だちのストーカーという変な出会いだったけど、話は合うし一緒にいて楽しい。すごく仲の友だち…のはずだった。でも、ある一瞬でその想いが変わる。気がついたら目で追ってしまうし、その存在が自分の中でどんどん大きくなる。でもそんな事言えないから何も変わらないふりするけど、映画を見てる自分にはすごくその想いが伝わってくるんですね。それが何か涙がでそうなくらい切なくて。何で気づかないの?って思っちゃう。当たり前のようにそばにいて、何でも言えて、周り男性とは違う存在なら…好きになるっちゅうの!!(笑)なんて鈍感なのと思いつつ、そこがいいのかなぁなんて思ったりしてね。苦しいけど楽しくて愛しくて。恋ってそんなんだったなぁと懐かしくなりました。
途中で年上の彼女とのエピソードがあるんですが、これも何となく気持ちわかる。ダマすつもりじゃないけど、本当の事言ったら絶対つき合ってなかったはずだよね。それって中身を見てもらえてなかったんだなと思って悲しくなりました。


主演の市原隼人くんはほんとかっこいい。元気があって明るくて。根性ない所や鈍感すぎる所も笑顔や優しい雰囲気でカバー。自分は好きだからいいけど暗い役もいけてると思うよ。いろいろあって大変そうだけど、これからの活動を期待しています。
上野樹里はこんなにいいと思わなかった。こんな風に悩むような役はあまり見た事がなかったもんね。自分が同じ女性だからかもしれないけど、口にしなくても想いが手にとるようにわかる。しぐさや行動、雰囲気で切なくて泣きそうになるんです。あぁ本当に好きなんだなぁって感じる。それって凄いと思います。可愛いのに嫌みもなくてどこにでもいる普通の女の子の恋っという感じもよかったです。
蒼井優ちゃんは目の見えない少女だったんですが、違和感最後の泣き笑顔が切ないです。
他にも小日向さんや佐々木蔵之助さん、びっくりするほど役にピッタリな相田翔子さんも好演。少しでしたがちょっと嫌な上司役で山中聡さんと眞島さんが出演してました。そういえば眞島さん最近ちょい役でしか見てなくて発見出来ると何か嬉しいです。もっと活躍してほしいけど、こんな役も続けてほしいかもしれません。

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