2008年8月5日火曜日

サイボーグでも大丈夫

「サイボーグでも大丈夫」をみた。


個人的には「復讐者に憐れみを」の方が見たいな~なんて思っていました。「オールドボーイ」を見て衝撃を受けてからパク・チャヌク監督の作品を楽しみにしていたので、今度はどんな映画になるんだろう?とワクワクしていました。


ある日、精神科クリニックにヨングンという女性が入院してきます。彼女は自分をサイボーグだと信じご飯を食べず毎日バッテリーを舐めて充電を試みていました。そんな彼女に同じ入院患者のイルスンは興味を持ち始める…


という話で、正直よくわからない?けど、不思議と面白い?かなと思いました。
ヨングンはサイボーグはこうでなきゃ!という決まりがあって(悲しんじゃいけない!ためらいがあってはいけない!など)だから何でも人の癖を盗めるイルスンに頼んで同情心を盗んでもらおうとします。
でもイルスンは盗みというものは人が嫌がるからよいのであって、盗んで喜んでもらうなら意味がないと思っているのでじゃあ、嫌がるからお願い!と頼むので、イルスンはヨングンの観察するのでした。そこからヨングンがご飯を食べていないので、どんどん痩せていく事などを知り彼女を助けなければ!と思います。
彼はちゃんと彼女の意思を尊重して嫌がらないように、ご飯を食べるという行為がダメだと思わないようにしてくれる。それが何だか嬉しかったです。その方法はサイボーグの体にご飯をエネルギーに変える装置を入れたフリをするという単純な事なんですが、これでやっとヨングンはご飯をためらいもなく食べれるようになります。このシーンは周りの患者も同じようにご飯を食べるのでちょっとした面白さと感動がありました。でも、その後がまたよくわからなくなってしまって。。。
言葉で説明しない映画っていうのは好きですけど、これじゃちょっと伝わりにくいような気がしました。う~ん、やっぱり自分はわかりやすく、ちょいとグロテスクに、痛いところをガンガンついてくる(体も心も)ようなパク・チャヌク監督の映画が好きです。


主演のイム・スジョンはこの映画のために体重を30キロ代に落としたらしく、すごく細いです。可愛らしい童顔な顔をしているんですが、それをいっさい見せずに眉毛を消してちょいとおばあさんっぽい話し方なので、いつものイム・スジョンはどこへ行ったの?と思ってしまいました。
Rainことチョン・ジフンは初めて演技をしているのを見ましたが、コミカルなのが似合いますし、お面をつけている所も可愛い…けど自分の好みの問題ですが、どう見ても格好良いとは思えません、、、

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